練馬区の追徴課税

練馬区が、税金を国に納める時期が遅れ、3700万円の追徴課税を受けたが、その損失を職員二人に負わせることにしたらしい。

https://news.yahoo.co.jp/articles/59899adf98f6a0c40c1c50b398a8d64f9b67a54a

正直、がっかりした。副区長や総務部長という力のある人が、ここまで堂々とこんな会見するなんて。色々やる気がなくなった。

担当課長2人の責任にするみたいだが、その上の部長は? 担当課長という役職はおそらく管理職の下っ端と思うのだが、理不尽と思っても逆らえなかったのでは?

次のような要素は含まれていたのではないかと思う。

3700万円は区が請求された。区が負担出来るか。
→練馬区民から職員の怠慢で私たちの税金を無駄に使うのは許せないと非難される。
→では、個人に負わせよう。
→組織の一員としてした行為を個人に負わせるのはどうかと思うし、金額も大きすぎると非難される。
→公務員損害賠償保険に入っている担当課長二人に負わせよう。これで、我々が責められることはない。損失も保険で賄えるから、区の損失もない。

区にとっては、無事に幕を引いたようかのように見えるが、大事なのは、再発防止策だと思う。
三年連続で、納付遅れとのことなので、単純なうっかりした忘れとは思えない。
例えば、業務マニュアルが間違っていて、担当者がその通りにやったとか、担当者が所属するグループに納付時に緊急の仕事ばかり舞い込み、思考回路が止まるほど残業だらけとか、何か問題があるに違いないと思う。
(だから、練馬区が言うように職員の重過失とするには、区から職員への責任のなすりつけに見える。)

この問題の解決は、担当者に任せきらずに、区が自分ごととして、やって頂けたらと願う。
(また繰り返すと困るから、言われなくてもやるだろう。)

ちなみに、担当職員は、減給の処分もあるらしい。その処分だけで、十分と思うのにな。。

もちろん、全部を知っているわけではないが、ニュースの動画と文章をみた限りでは、こんな風に思った。

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