「プールの水」賠償請求、川崎市に抗議100件以上

 このニュースを見て、心が動いた。

なかなか心がマンネリ化して動かなくなった自分が、前と同じく、イラっとしてしまった。

「プールの水」賠償請求、川崎市に抗議100件以上


プールの水については、国・地方公共団体が、義務教育を行う上で、教員を手足として使ってやっているもの。そして公務員に限らず、責任に会う給料が支払われるべき。

そんなイメージで考えると、個人ではなく、国・地方公共団体が損失を負担すべきと思う。

そして、国・地方公共団体のお金の元手は、国民・市民のお金なので、損失を出してすみませんと謝るべき。

このニュースで言えば、川崎市が損失を負担すべきで、市長が頭を下げるべき(お金を払うべきと言うのではない)と思うのに、市長は裁くべき立場で発言している感じで、不愉快に感じた。


個人にどうしても負担させるのであれば、最大で1年間の給料の25%までとかにすべきであると思う。

それで足りないならば、給料以上の責任を負わせている組織に問題がある。

そうで無いと、働くという事にリスクが大きすぎる。


現在の経営者や首長は、昔の経営者の会見のように「社員は全く悪くありません」という発言をする人は少ないように感じる。給料以上の責任を若い者に負わせて、自分は全く悪くありませんという人が多いような感じがする。そして、そんな人を同じ立場にある大人たちは、許容して責めないから、そのような発言をすることが社会的に許されている。


子のミスは、親が全てカバーするので、子は安心して働ける。

そういう雰囲気は、日本の労働環境の良い部分だったと思うのだが、労働環境のアメリカ化に伴い、残らずに消えて行っている気がする。

1対1の契約ではなく、労働者として組織の一員なわけだし、こんな状況で個人に責任を負わせる風潮は、きっと国を良くない方向へ導いてしまうような気がする。

100件と言わず、1000件でも、2000件でも、抗議の電話が入ってほしい。

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