一度だけ過去に戻れる権利
一度だけ過去に戻れる権利を全員が手にしたら…というのは、物語作りのネタになりそう。
その権利は、いつでも使えるけれど、使ったら今いる世界から消えてしまう。
残された人は、寂しくなる。
過去に戻った人は、前の世界の記憶を失う。
三人家族の父・母・子。
私たちは、みんな巡り合えたこの世界で良かったねと語り合う。
過去になんか戻らないと誓う。
しばらくして、母は高校時代の友人と再会し、境遇のギャップに耐え切れなくなる。
高校からやり直したいと、悩んだ末、家族に告白する。
断腸の思いで、父は母を応援し、子は強い悲しみを抑え、諦める。
父と子は、二人で過ごすことに決める。
そして、しばらくして、父は仕事がつらくなる。
ノルマに追われ、自殺を考える。
死ぬくらいなら、過去に戻ってはどうかと思う。
そして、子にそれを提案する。
この時の子の思いは、張り裂けるものだろう。
なんとか、この子が幸せに感じる結末に、持っていきたい。
本当にこの物語を書こうとすると、とても労力がかかるけど、アイデアのメモ書きなら、そうかからないので、書いてみた。
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