上司と部下のやり取り(妄想)

仕事中で浮かんだ妄想を、文字で並べてみました。

上司:「君に、契約規程の第3章の修正をお願いしたい。修正する内容は、さっき打合せした通りだからできるね?」

部下:「問題ありません。何でもチャレンジさせて頂きます」

上司:「大丈夫そうだな。ついでに、契約とか、法務関連業務は全部君に任せようかな。これからもずっと」

部下:「え? 私の聞き間違いでなければ、いま、ついでに大量の仕事を私に投げませんでしたか?」

上司:「いや、大したことないよ。社員から来た契約書チェックだったり、新事業始めるときのリスク調査だったり。困ったら弁護士に相談できるから」

部下:「いや、それだけじゃないでしょ? 株主総会の対応とかもあるんじゃないですか?」

上司:「あー、そりゃあるだろうね。大丈夫だろ。他のメンバーは、総務とか、経理で手一杯なんだよ」

部下:「いや、でも無理ですよ。私、法律全く知らないんですから」

上司:「大丈夫だよ。ていうか、無理とか、社会人で禁句だぞ? 業務命令には、黙って、やりますと言うもんだ」

部下:「とは言っても、出来ないなら出来ないと、なんでもっと早く言わなかったんだと、思うケースもありますよね? 今回は、ちょっとハードルが高すぎて難しいと思うんです。みんな忙しいなら、1人でやるってことですよね?」

上司:「当然1人だな。いいか? みんな最初は出来ないことをやってみて、出来るようになってくんだよ。始める前から出来ないと言うな。仕事なんだから、いまから法律を全部理解しろ」

部下:「仰ることは分かりました。では、投げられた大量の仕事というボールを、キャッチできるだけ受け取ります。安心して下さい。私の下に網を張っておきますので、受けとれずに落としたボールは、お返しできます。つまり、やり残している仕事が明確になるということです」

上司:「ん? 全部受けとれば良いじゃないか? そして全部やれば良いだろ」

部下:「頑張って全部受け取っても、堪えきれず、ポロポロッと落としてしまうと思います。だから、魅力のあるボールだけ、キャッチさせて頂きます。つまり、やれるところはがんばります」

上司:「いや、君に責任者をやってほしいんだ。つまり、やり残した仕事や、何か問題が起きたときの対処も、全て君がやる。そうじゃないと、俺が楽にならないだろ?」

部下:「いえ、もう少し苦しんで下さい」

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